片思いって、本当に楽しくて、ドキドキして、毎日が輝いて見えますよね。 でも、好きな人のSNSを一日中チェックしたり、返信がないと「嫌われたかも…」と不安になったり。 「これって、ただの恋なのかな？」と、ふと虚しくなる瞬間はありませんか？
もしかすると、その感情は「好き」という純粋な気持ちから、「執着」へと変わり始めているのかもしれません。
今回のコラムでは、心理学の視点から「好き」と「執着」の境界線を解明し、あなたの片思いが健全なものかどうかを一緒に考えていきたいと思います。
「好き」と「執着」はこんなに違う
「好き」の感情
- 相手が幸せなら、自分も幸せ：彼が他の人と楽しそうに話していても、嫉妬よりも「楽しそうでよかった」と思える。
- 自分の感情をコントロールできる：彼から返信がなくても「忙しいのかな」と冷静に考え、不安に飲み込まれない。
- 自分自身の時間を楽しめる：彼のことを考えている時間も楽しいけれど、自分の趣味や仕事にも熱中できる。
「執着」の感情
- 相手がいないと、自分は幸せじゃない：彼の行動が自分の幸せに直結していて、連絡がないと常に不安で、何も手につかない。
- 自分の感情を相手に委ねている：彼のLINEの返信ひとつで、天国と地獄を行ったり来たりしてしまう。
- 自分を犠牲にしても、相手を優先する：彼の都合に合わせて、自分の予定や気持ちを無理にねじ曲げてしまう。
なぜ、私たちは「執着」してしまうのか？
「執着」の裏側には、「自己肯定感の低さ」が隠れていることが多いです。
「私には彼しかいない」「彼に嫌われたら、私の価値はない」…そう無意識に感じてしまうと、私たちは彼を失うことを恐れて、彼に過度に依存してしまうのです。
これは、心理学でいう「愛着の不安定さ」とも関係しています。過去の経験から「自分は愛される価値がない」と感じてしまうと、特定の相手にしがみついてしまう傾向があるのです。
健全な片思いを取り戻す3つの方法
1. 彼以外の「好き」を増やす
あなたの幸せを、彼一人に委ねないようにしましょう。新しい趣味を見つけたり、友達と楽しい時間を過ごしたり、彼以外の「好き」を増やすことで、あなたの心は安定し、執着を手放すことができます。
2. 自分を褒めるクセをつける
「今日、早く起きれた！」「仕事で小さな成功があった！」など、どんなことでも構いません。毎日、自分を褒める時間をつくりましょう。小さな成功体験を積み重ねることで、あなたの自己肯定感は少しずつ高まっていきます。
3. 「自分軸」を大切にする
彼にどう思われるかを考えるよりも、「私はどうしたいか？」を大切にしましょう。もし彼に誘われたとしても、気が乗らないなら正直に断っても大丈夫です。自分を大切にするあなたの姿は、彼にとっても魅力的に映るはずです。
まとめ
あなたの片思いは「好き」ですか？ それとも「執着」ですか？
もし少しでも「執着かも…」と感じたら、それはあなたの心がSOSを出しているサインかもしれません。 まずは、自分を大切にすることから始めましょう。
健全で、あなた自身が幸せになれる片思いを、一緒に育てていきましょう。