恋愛コラム

なぜ、片思いはつらいのに「やめられない」のか?あなたの心が彼を求める理由

片思いは、本当に感情のジェットコースターです。

少し彼から優しくされると舞い上がり、LINEが来ないと深く沈み込む。つらいのに、「もうやめよう」と思っても、なかなか彼を諦められないのはなぜでしょうか?

今回のコラムでは、その「やめられない」感情の裏側にある脳の報酬システムを解明し、つらい片思いを乗り越えるためのヒントをお届けします。

「やめられない」のは、脳が恋の「報酬」を求めているから

片思いがつらいのにやめられないのは、あなたの脳が彼を求めているからです。

ドーパミンの放出:

好きな人のことを考えると、脳の「報酬系」と呼ばれる部分が刺激され、ドーパミンという快感物質が放出されます。これは、ゲームや美味しい食べ物、達成感を味わったときに出る物質と同じです。

「間欠強化」の魔力:

さらに、彼からの優しい言葉や、たった一度の「いいね」のように、たまにしか得られない報酬は、私たちの期待値を上げ、さらに強い欲求を生み出します。心理学ではこれを「間欠強化(かんけつきょうか)」と呼びます。

つまり、「もしかしたら次は何最高の報酬(両想い)が得られるかも」という期待が、あなたの心をつなぎとめているのです。

つらい片思いを「成長」に変えるための視点

このドーパミン依存の状態を、ネガティブに捉える必要はありません。この強い感情を、自分を成長させるエネルギーに変えましょう。

1. 「期待値」を意図的に下げる

彼の行動すべてに一喜一憂するのではなく、「彼はこういう人だ」と冷静な基準を設定しましょう。例えば、「返信はいつも半日後」と基準を下げておけば、それより早く来たら「ラッキー!」と喜び、遅くても「想定内」と落ち着いていられます。

2. 彼以外の「報酬」を見つける

あなたの喜び(ドーパミンの報酬)を、彼一人に頼るのをやめましょう。

仕事で小さな成功を収める、新しい趣味に没頭する、友達との時間を楽しむなど、「彼以外から得られる達成感」を増やすことで、心のバランスが安定します。

3. 「つらい私」を客観視する

感情が高ぶっている時は、一度深呼吸をし、「ああ、今、私はドーパミンに支配されてつらい気持ちになっているな」と、自分の心を客観的に観察してみましょう。客観視することで、感情の波から一歩引いて、冷静な判断ができるようになります。

まとめ

片思いがつらいのは、あなたが本気で恋をしている証拠であり、あなたの心が彼との幸せを求めているからです。

その強い感情を否定せず、今回ご紹介した方法でコントロールすることで、つらかった時間がきっと、あなたを成長させる力に変わるはずです。

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