
「既読がついたのに、3時間も返信がない。私、何か変なこと送ったかな?」
「今日の彼、なんだか素っ気なかった。もしかして、もう冷められた……?」
一度不安のスイッチが入ると、頭の中で最悪のシナリオが止まらなくなる。
スマホを握りしめたまま、何度もトーク画面を見返しては、自爆寸前のLINEを送りそうになってしまう。
そんな「不安のループ」に苦しんでいるあなたへ。
実は、あなたの性格がネガティブなのではなく、あなたの脳内にある「警報装置」がちょっと敏感に反応しすぎているだけかもしれません。
今回は、脳科学の視点から「不安による妄想」の正体を解き明かし、パニックを鎮めて「余裕のある愛される女性」に戻るための技術をお伝えします。
脳の警報装置「扁桃体」のハイジャック
不安の正体は「サバイバル本能」
私たちが不安を感じたとき、脳の奥深くにある「扁桃体(へんとうたい)」という部位が激しく活動します。
これは、原始時代に猛獣から身を守るために発達した「警報装置」です。
現代の恋愛において、彼は猛獣ではありません。
しかし、脳にとって「大好きな人に嫌われること(群れからの孤立)」は、死に直結するほどの重大な脅威。
そのため、返信が遅いだけで扁桃体が「敵が来た!逃げろ、さもなくば戦え!」と最大音量でアラートを鳴らしてしまうのです。
IQが一時的に低下する「エモーショナル・ハイジャック」
扁桃体が暴走すると、理性を司る「前頭前野(ぜんとうぜんや)」に血液がいかなくなります。
これをエモーショナル・ハイジャック(感情の乗っ取り)と呼びます。
この状態のとき、私たちのIQは著しく低下し、冷静な判断ができなくなります。
自爆LINEを送ってしまうのは、脳がパニックを起こして「今のこの苦しみ(不安)から、攻撃することで逃れたい!」と暴走している結果なのです。
妄想の暴走を止める「脳のブレーキ」の使いかた
暴走する扁桃体を鎮め、冷静な前頭前野を取り戻すための、具体的かつ科学的なステップをご紹介します。
① 「6秒」だけ、スマホを置く
脳科学の世界では、「アドレナリンが体中を駆け巡り、理性が戻ってくるまでにかかる時間は約6秒」と言われています。
「嫌われたかも!」という衝撃が走った瞬間、指を動かしてはいけません。
深く息を吸って、ただ6秒数える。
これだけで、扁桃体のピークは過ぎ、最悪の自爆LINEを回避できる確率が劇的に上がります。
② 「脳内実況中継」で客観視する
心理学で「メタ認知」と呼ばれる手法です。
「嫌われた!どうしよう!」と考えるのではなく、「今、私の脳の扁桃体が警報を鳴らして、私は不安だと感じているな」と、第三者の視点で実況中継してみてください。
感情を「主観」から「客観的なデータ」に変換することで、脳の司令塔である前頭前野が再び主導権を握り始めます。
セロトニンを増やして「不安になりにくい脳」を作る
根本的に不安体質を改善するには、安心のホルモン「セロトニン」を活性化させることが不可欠です。
「一定のリズム」が脳を癒やす
不安のループにハマりそうになったら、一定のリズムで「歩く」「階段を上る」「ガムを噛む」といったリズム運動を5分間行ってみてください。
これだけでセロトニンが分泌され、脳の警報が静まりやすくなります。
「かもしれない」のリストアップ
脳は「わからない」状態を最も嫌います。
「嫌われた」という結論を出す前に、「仕事が立て込んでいるのかもしれない」「スマホを充電しているだけかもしれない」と、別の可能性を3つ書き出してみてください。
まとめ:不安は「愛情」の証。でも、振り回されないで

あなたが不安になるのは、それだけ彼のことを大切に想っている証拠です。
その愛情を「自爆」で壊してしまわないために、脳の仕組みを味方につけてください。
次に不安が襲ってきたら、こう唱えてみて。
「これは私の予感じゃない。ただの扁桃体のバグだ」と。
研究員としての冷静さと、カウンセラーとしての寄り添いを持って、私はいつでもここであなたの恋を応援しています。